「病は気から」のメカニズム

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

本日は「気」について東洋医学の観点から考えていきたいと思います!少々お付き合いくださいませ(笑)

病気になったとき、その原因として菌やウイルスに目を向けがちですが「病は気から」と言われるように、身体の不調は「気」から始まっていることが多いとされています。

気の不調と言っても、その病理状態には大きく分けて4つの種類があります。「気虚」「気滞」 「気陥」 「気逆」です。

「気虚」は気の量の不足や機能の低下を指します。分かりやすく述べるとエネルギー不足のことで、発育不全、冷えや下痢、風邪等を引き起こすと言われています。治療では、肺や脾臓の気を補うことが求められます。

「気滞」は気が滞っている状態で、ひどくなると精神の抑うつ、腸痛などにつながります。治療では肝臓の働きを良くして気の巡りを良くすることを目指します。

「 気陥」 は気虚がさらに悪化してしまった状態で、 慢性下痢、舌淡苔白 、胃下垂などを引き起こします。治療では気虚と同じように、気を補うことに努める必要があります。

「気逆」は気が必要以上に上昇したり、下降する力が不足して 臓腑の気が逆上する病的状態 を指します。 頭痛、目眩などを引き起こすこともあります。治療では気の流れを正すことを行ないます。

身体の不調を感じたら、ご自身がどの状態にあるのかをお考えになると改善につながりやすいかもしれません!