暑さを和らげ、元気を取り戻す養生ポイント

暑い日が続いております。コロナの制限など緩和され、運動会やスポーツなどの屋外行事が各地で開催されていますね。熱中症のリスクもこの時期からグッと高くなります。水分補給と適度な休憩を意識してお過ごしください。

気温の上がり始めるこの時期は体が高い気温に順応がまだできていないので少々辛い時。暑い時の養生ポイントの一つは衣服調整などの外的な対処に加えて、”食事やお茶で体の中から熱を取り除いてあげる”インナーケア。トマトやスイカ、レモンなどを少し多く摂ると体の熱がすーっと引き、体が楽になります。

中医学、漢方では発汗すると同時に”気”(エネルギー、活力)も汗と共に排出されると考えています。汗をかいたら水分+気を補うものをしっかりと摂ることも大切な養生ポイントです。まずはお米をしっかりと食べましょう。どうしても食欲が出ない時にはお粥を冷まして食べたり、甘酒を少し冷やして飲むと良いですよ。

当店の漢方茶の”月兎のご褒美”もおすすめです。ブレンドされているのは肝の熱を冷ますローズヒップ、心・脾・肺の熱を冷ますハイビスカス。各所の熱が満遍なくクールダウンされるのです。また、水分代謝を整えてくれるのでお肌の潤い保持にも◎ スタッフはこれにはちみつ、レモンを加えてビタミン盛り盛りでいただいています。

梅雨に入る前にすでに夏の陽気ですよね。水分補給と気の補給、体をクールダウンさせる食材これらをうまく取り入れて暑い季節を乗り切りましょう。               

                                       国際中医薬膳師 田中奈津子

※ 漢方ブログは毎月第一、第三土曜日の更新しております。次回は6月18日更新です。