『理想肌に漢方でアプローチ!あなたの肌に本当に必要なものは?』①血色感

春は暦で一番最初の季節です。新しい生活習慣を始めるにはとても良い季節です。この季節を機にご自分の肌質にしっかりと向き合い、ご自分に合う本当の”肌活”を始めてみませんか?

美肌に必要な3要素

  • 血色感
  • ハリ
  • 潤い

全3回【①血色感②ハリ③潤い】に分けて”漢方的肌活のすすめ”をお話ししていこうと思います。

今回はお肌の『血色感』について。ほんのり桜色で血色感のあるお肌は生命力あふれる若々しさ、健康的で清潔感のある印象を与えます。この血色感はチークなどメイクで外側から作ることもできますが、お肌の内側からふわっと出る自然なものにはかないませんよね。この自然な血色感を漢方養生で内側から作っていきしょう。

まず顔色と関わりの深い『心』という臓を知りましょう。この心という臓は血管の管理と心臓の拍動をコントロールする臓。血が巡るリズムを作る臓です。心が調えば全身への血の供給が安定し、栄養が行き渡ります。この心が元気に正常に働いているかが体のある箇所に表れるのです。どこかというと…

〈在体合脈 其華在面〉

心の状態は血脈とリンクしていて、心の健康状態は顔色に反映されると漢方では考えられています。心に元気がなく不調のある方の顔色は蒼白くなります。ほんのり桜色の血色感を引き出すには心が健康でなければならないのです。顔に血色が足りない方は下記にある心の健康に良い働きをする食材を献立に取り入れてみてくださいね。

小麦、ココナッツ、百合根、なめこ、ひじき、豚のハツ、龍眼…

小麦、ココナッツは心が疲労した時に元気を補います。特にココナッツは元気を補うだけではなく心を強くしていくので血色感を作るのには欠かせない食材です。

白金癒淹にも心を元気にし、お顔の血色感を引き出す漢方茶をご用意しております。

☆乙姫の宝箱☆

〈西洋人参〉をメインに、体の緊張を解くハトムギもブレンドされています。お肌のリカヴァーや生成は睡眠中に行われるので、寝る前に温かい【乙姫の宝箱】を一杯。夜の肌活とあわせてリラックス効果にも良い一石二鳥の白金癒淹漢方茶をぜひお試しになってみてください。

美肌、理想肌は一朝一夕で作られるものではなく継続する事が大切です。日々の食卓やお茶に気負わず取り入れられる漢方の美肌アプローチ、この春から始めてみませんか。

国際中医薬膳師 田中奈津子

次回のコラム更新は4月17日(土)『理想肌に漢方でアプローチ!②ハリ』です。